車椅子ユーザー必見!首や肩の痛みと肩甲骨との関係性
- Sit-Fit Owner

- 2025年12月11日
- 読了時間: 5分

『車椅子ユーザー必見!肩甲骨の役割とその重要性』 という記事では肩甲骨の役割と重要性についてお伝えしました。今回はさらに深掘りし、肩や首の痛みと肩甲骨との関係性についてお伝えします。
もくじ
・肩甲骨と筋肉について
・肩甲骨と車いすユーザーの姿勢について
・首や肩の痛みの原因
・改善策
・まとめ
肩甲骨と筋肉について

肩甲骨には、17種もの筋肉が筋肉が付着しています。
多くの筋肉がついていることから『車椅子ユーザー必見!肩甲骨の役割とその重要性』 でもお伝えした通り、6方向への柔軟が動きが可能となります。
6方向の動きと各動作に作用する主な筋肉は以下の通りです。
【挙上】 肩甲挙筋・僧帽筋・菱形筋
【外転】 前鋸筋・小胸筋
【上方回旋】 前鋸筋・僧帽筋
【下制】 小胸筋・僧帽筋
【内転】 僧帽筋・菱形筋
【下方回旋】 菱形筋・小胸筋
各動作には、作用する上記の主な筋肉の他にも、更に多くの筋肉が関与しています。
このように肩甲骨の動作には、複数の筋肉が作用することによって生み出されていることを知っていただければと思います。
肩甲骨と車いすユーザーの姿勢について

まずは、車椅子ユーザーがよくとる姿勢について考えてみましょう。
車椅子ユーザーの姿勢といえば、上の写真の女性の姿勢を思い浮かべる方が少なくないかと思います。
『頭が前に出て』『背中が丸まり』『肩が前に出ている』という姿勢です。
(『骨盤が起きた状態』で『腰と肩と耳を直線で結んだ際に地面と垂直になる』ことが理想の座位姿勢)
なぜ車椅子ユーザーがこのような姿勢になりやすくなってしまうのか。3つの部位それぞれについてご説明します。
『頭が前に出て』
足で踏ん張ることや体幹でバランスをとることが難しいために、頭でバランスをとってしまうことから頭が前に出てきます。また、背中を丸めないとバランスをとることが難しい方が多いため、結果的に頭が前に出てきてしまうのです。
この場合、肩甲骨を寄せていると頭を前に出すことが困難なため、肩甲骨が開いている状態になります。
『背中が丸まり』
猫背・円背の状態です。
体幹でバランスをとることが難しいがために、安定させるために浅く座り、バランスを取るために頭を前に出してしまいます。そのまま背中の上の方まで前方に傾いてしまうため、背中が丸まった状態になってしまいます。
この場合、肩甲骨を寄せていると背中を丸めることが困難なため、肩甲骨が開いている状態になります。
『肩が前に出ている』
巻き肩の状態です。
背中が丸まることで肩が前に出て、肩が内に入ってくる状態のことです。
この場合、肩甲骨を寄せていると肩を前に出すことが困難なため、肩甲骨が開いている状態になります。
もうお気づきでしょうか。これら3つの部位にはある共通点があります。
それは全て、バランスを取ることが難しいため、安定する姿勢を求めた結果であるということです。
そして、長時間安定した姿勢でいるために肩甲骨が開いてる状態になってしまい、結果、開いた状態のまま肩甲骨が固まりやすくなってしまうのです。
首や肩の痛みの原因

肩や首の痛みには様々な原因があります。
その中のよくある原因の1つとして「肩甲骨周りの筋肉の硬直」が挙げられます。
先ほどお伝えした車いすユーザーの姿勢の特徴にもあったように、肩甲骨が動かず常に開いた状態が続くことでそのまま筋肉が硬直してしまいます。また、車いすの背もたれ(バックレスト)によって肩甲骨の動きが制限されてしまうことも筋肉の硬直に繋がります。
肩甲骨が硬直して動きづらくなることで、肩甲骨に付着している筋肉が動きづらくなり血流が悪くなります。
血流が悪くなることで老廃物が滞留・蓄積され、血管が圧迫、その結果、肩や首の痛みや筋緊張の増加に繋がってしまうのです。
改善策
肩や首の痛みは、肩甲骨周りの筋肉が硬直し、血流が悪くなることが大きな原因の1つとお伝えしました。
そのためには血流を良くして、老廃物を流すことが改善策といえます。
具体的に何をすべきかと言うと肩甲骨のムーブメントの向上、すなわち肩甲骨に付着している筋肉が動きやすい状態(筋肉が硬直していない状態)になればいいのです。
スローストレッチで肩甲骨周りの筋肉の柔軟性を出し、アクティブストレッチで血流改善や可動域向上を図りましょう。
肩甲骨を寄せる動作がしやすくなることで姿勢を起こしやすくなり、車いすユーザーの姿勢の特徴で挙げた姿勢も改善することができます。
まとめ
車いすユーザーが知っておきたい、肩甲骨と筋肉の関係性や姿勢について、少しでも理解を深めていただけたでしょうか。
肩甲骨のムーブメントを向上させることで、肩や首の痛みの改善に繋がる可能性があります。
できることからで構いませんので、肩甲骨周りの筋肉の硬直を予防・改善を図って快適な生活を送りましょう!
SIT-FITの動画でも積極的にムーブメント動作を繰り返し、柔軟性・可動域向上に繋げる動作もありますのでチェックしてみてくださいね。
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