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「最近動きが重い?」車椅子を快適に使うためのチェックポイント

  • 2 日前
  • 読了時間: 5分

車椅子

車椅子を利用している時に「最近進みにくい気がする」「操作が重く感じる」といった違和感を感じたことはありませんか?

小さな不具合をそのまま放置してしまうと、肩や腕に余計な負担がかかり、姿勢の崩れや疲労につながることがあります。

この記事では、車椅子の操作性が低下する原因とメンテナンスのチェックポイントをお伝えします。


車椅子の操作性が気になったら


車椅子の操作性が気になった時に、まずチェックしていただきたいポイントに

①キャスター

②クッション

③サイズ

④車いすの構造

の4つが挙げられます。1つずつ順にご紹介します。


チェックポイント①:キャスター
 
キャスター

ご自身の車いすのタイヤが今どのような状態かご存知ですか?

自転車や自動車と同じく、車いすのタイヤに不備があった場合、操作性は著しく低下します。

以下のポイントを参考にチェックしてみて下さい。


・前輪

タイヤの前輪部分は床との接触が多く、髪の毛や埃などのゴミが巻きつきやすい箇所です。

ゴミをそのままにしていると、タイヤのスムーズな回転が妨げられ、操作が重くなります。

タイヤを取り外して清掃することが理想ですが、難しい場合はピンセットや綿棒で目に見える部分だけでも取り除きましょう。(同じタイミングで後輪も同様にチェックしましょう)

 

・摩耗

自転車と同じようにタイヤは摩耗します。表面がすり減るとグリップ力が落ち、進むための推進力も奪われます。

表面の凹み・ひび割れ・変形が見られる場合は交換を検討しましょう。

また、ひび割れやパンクがなくても、明らかに摩耗している場合も同様に交換のサインです。


・空気圧

タイヤに空気が十分入っていないままでいると、車椅子が進みにくい・ブレーキの効きが弱まる・タイヤの寿命を縮める、といったことが起こります。

少しの空気不足でも動作性に大きく影響するため、定期的に空気圧の確認・補充を行うようにしましょう。


※空気圧をチェックする方法

正確に空気圧をチェックするためには、空気圧が測定できるメーター付きの空気入れを使用して下さい。

お持ちでない方は「親指で強く押して凹まないか」「乗車時にタイヤが凹んでいないか(鏡を使っての確認がおすすめです)」というポイントでチェックできます。


 チェックポイント②:クッション


クッション

クッションは、厚みや座った時の沈み具合など、製品によってさまざまな種類があります。

クッションを変えることで操作性が良くなることもあれば、悪くなることもあります。

現在お使いのクッションは身体に合っていますか?

以下のポイントを参考にチェックしてみて下さい。


・クッションが高い?

クッションが分厚くて高さがですぎると、その分座面が高くなり、タイヤから手が遠くなって漕ぎづらくなります。

また、フットレストにも足が付かなくなってしまい危険です。


・クッションが低い?

クッションがへたっていたり、薄すぎると今度は手とタイヤが近すぎて漕ぐ力に余計な力を必要とします。

また、膝の位置が高すぎると後ろに重心がかかってしまい姿勢の歪みや転倒の危険性が増します。


 チェックポイント③:サイズ


車椅子不適合

車いすとご自身の身体のサイズは合っていますか?

上の画像は、車椅子と身体のサイズが合っていない例です。

「座面が広すぎて高さが低い」「車椅子を漕ぐときに肩が上がっている」という点が見られます。

このように、明らかに身体に合っていない車椅子を使用していたり、一見身体に合っているように見えて実は適合していない車椅子を使っている方がいらっしゃいます。


なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか?

理由の1つとして「入院中の身体」と「現在の身体」に違いがあると考えられます。


入院中は毎日リハビリがあり、その間に車椅子を作成する事が多いかと思います。

しかし、退院後はリハビリの機会が減ってしまうため、入院中よりも身体機能が衰えたり、日常生活での癖で身体の歪みなどの変化が起きてしまうことがあります。

そのため、退院後の身体に車椅子が合わなくなってしまうということが起きてしまうのです。


車椅子の作りかえは6年に一度と定められていますが、それよりも前に作り替える場合は実費でも可能です。

クッションの見直しやタオルをかませる事で多少の調整が可能ですが、あまりにも車いすと現在の身体が合っていないと感じる場合は、新しい車いすに変更することも快適に生活を送るための一つの手段です。


チェックポイント④:車いすの構造


車椅子不適合

車いすは以下の2つのフレーム構造に分かれています。


・折りたたみ式

中央にクロスフレームがあり、折りたたむことができます。

そのためフレームにたわみが生まれ、推進力は固定式に比べて落ちます。

しかし、収納や持ち運びに便利で、病院や施設などでよく利用されています。

使用頻度が少なく、外出時に車に積むことが多くある方におすすめです。


・固定式

フレームが一体構造になっており、折りたたむことができないため、収納時に場所をとってしまいます。

代わりに推進力が伝わりやすく折りたたみ式に比べ軽く漕ぐことができます。

軽量モデルもあり、姿勢調整の自由度も高いことが特徴です。


漕ぎやすさ・駆動性という点では小さい力で大きく進むことができる固定式を選ぶと良いかと思いますが、それぞれメリット・デメリットがあります。車椅子を購入される際の1つの判断材料として知っていただければと思います。


まとめ


車椅子の動きが悪いかな…?と感じた時には、以下のポイントを参考にチェックしてみましょう!


①キャスター …ゴミが挟まっていませんか?

②クッション …高さは合っていますか?

③サイズ …ご自身の今の体に合っていますか?

④車いすの構造 …ご自身のライフスタイルに合っていますか?


今すぐできるキャスターのチェックだけでも、車椅子の駆動性が改善される可能性があります。

安全で快適な車いす生活を送るためにも、この機会にご自身の大切な車いすを改めて確認してみて下さい。

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