日本車いすカーリング史上初の世界選手権優勝で冬季パラ内定第一号に決定
- Sit-Fit Owner
- 3月25日
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スコットランドのスティーブンストンにあるオーケンハーヴィー・レジャーセンターで開催された2025年世界車いすミックスダブルスカーリング選手権大会で日本は車いすカーリング史上初の優勝を果たし、2026年ミラノ・コルティナ冬季パラリンピック出場内定第一号となりました。
日本代表チーム 選手: 小川 亜希
選手: 中島 洋治 コーチ: 飯野 明子 2nd コーチ: 荻原 詠理
以下は試合結果です。
第一試合: 中国 6-5
第二試合: スイス 8-6
第三試合: ノルウェー 8-9
第四試合: ブラジル 11-13
第五試合: フィンランド 11-3
第六試合: 米国 8-7
準々決勝: カナダ 7-6
準決勝: エストニア 9-4
決勝: スコットランド11-2
日本は初戦の前回大会準優勝の中国に6-5と接戦で勝利し、そのままの勢いでスイス戦にも8-6と勝利しましたが、2日目のノルウェー戦で8-9と惜しくも試合を落としてしまいました。
迎えた第四試合、相手はこれまでの大会で勝利がないブラジルとの試合。
序盤から優勢に試合を進めて第四エンド終了時10-1で折り返すものの、第五エンドで6点、第七エンドで5点と大量得点を許してしまい、なんと11-13で試合を落としてしまいました。
ここまで優勢な試合展開だったのにも関わらず、試合を落とすというのはカーリングの試合として非常に珍しく、地元のメディアでは歴史的な大逆転劇と評されてしまいました。
しかしながら、この敗戦をきっかけに日本代表チームは再びスイッチが入りました。
勝利しか許されない状況で、フィンランド、アメリカと勝利し、予選リーグ2位で決勝トーナメントに進出。
そして迎える準々決勝で強豪カナダ。カナダもこの試合を落とすとパラリンピック出場権を逃してしまうという大一番の試合でした。 カナダ代表は北京2022パラリンピックのミックス競技の金メダリストであるイナ・フォレスト選手とマーク・アイデソン選手。6勝0敗で予選リーグを終えて準々決勝に駒を進めた最強チームです。
緊迫した展開で試合が進み、第七エンド終了時には5-5と互角の状態でした。 日本はパワープレー(ゲームで1回のみ与えられた権利でストーンの初期配置を左右どちらかにずらすことができる戦略)を使用して2点を獲得し、第八エンド目にカナダにプレッシャーをかける場面を作りました。 アイデソン選手のラストショットは日本のストーンを動かすことに成功したものの、自分のストーンが少し転がりすぎ、カナダは1点しか取れず試合終了。見事強豪カナダを7-6で下し、準決勝へ進出を決めました。 強豪カナダに勝利した勢いのまま、準決勝でもエストニアに9-4で勝利し、決勝戦は開催地のスコットランドとの試合でした。 試合序盤から優勢に試合を進め、前半終了時点で日本が5-2とリード。 さらに第五エンド、第六エンドと立て続けに3点を奪取し、この時点でスコットランドは試合を降参し、日本が11-2で優勝を決めました。

今回の優勝は日本車いすカーリング史上初めての世界選手権優勝となり、歴史的快挙となりました。
また同時に、2026年ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックの出場権を獲得に、日本選手団の中でパラリンピック出場内定第一号となりました。

UTCからは代表トレーナー菅原が今大会に帯同し、現地でのコンディショニングとケアを担いました。
これまで他のパラ競技で積み重ねてきた経験やノウハウを今大会においても生かすことが出来、このような快挙の一助となることが出来ました。
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これまで車いすカーリングのみならず、車いすテニス、車いすラグビー、パラカヌー、ボッチャ、パラ卓球、パラ水泳などなど様々なトップアスリートに対して支援を行ってきました。
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