車いす生活で起こるストレートネックとは?原因と改善ストレッチ
- 19 時間前
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車いすユーザーの中には、呼吸が浅くなる・猫背など姿勢が気になる・肩こりに悩まされている、という方が多くいらっしゃいます。
それはもしかするとストレートネックが原因なのかもしれません。
今回は、車椅子ユーザーがストレートネックや猫背姿勢になりやすい原因と、改善ストレッチ方法をご紹介します!
※この記事は、障害者や車椅子ユーザーのリハビリ・トレーニングの経験を多く持つ、理学療法士やアスレチックトレーナーとして現役で活動するパーソナルトレーナーが書いています。
目次
・ストレートネックとは
・ストレートネックの原因と生活への影響
・ストレートネック改善ストレッチ
・最後に
ストレートネックとは

近年、スマートフォンの普及によって多くの人は下を向く事が多くなりました。
これによって増加したのが「ストレートネック」です。
通常、人間の首の骨は緩やかにS時のカーブをしています。このカーブがなくなり、骨がストレートになってしまった状態をストレートネックと呼びます。
ストレートネックになると頭が前に突き出してしまい、頭の重みで背中が丸まります。
そのことで胸や肺が圧迫され、呼吸が浅くなってしまいます。
さらに、首の周りには神経や血管・リンパ節・筋肉が多数あるため、この状態が長く続くと呼吸が浅くなるだけでなく、循環機能にも様々な悪影響を及ぼします。
そしてこれは、車いすユーザーだけでなく、歩行可能な障害者の方など多くの方に共通します。
※ストレートネックにや姿勢に関してはこちらの記事でも紹介しています。よければ併せてご一読ください。
ストレートネックの原因と生活への影響
通常、頸椎は緩やかなS字カーブをする事で頭の重みを支え、衝撃を吸収する役割を担っています。
しかしながら、下を向いたり、猫背姿勢になる事で緩やかなカーブがなくなり、頸椎が真っ直ぐな状態になります。
この状態では頭部の重みや衝撃を吸収する事ができない為、首や肩周りの筋肉が頑張って頭を支える事になります。
首や肩の緊張は次第に肩甲骨や胸の筋肉にまで及び、身体の柔軟性を奪い徐々に頸椎が正常な状態(緩やかなS字カーブ)に戻らなくなってしまいます。
これらの流れがストレートネックになる主な原因です。

脊髄損傷者や脳卒中の後遺症、脳性麻痺などで体幹の麻痺があると、頭の重みを支えることが難しく、その為車いすユーザーはストレートネックが多いと言われています。
ストレートネックは、肩こり・冷え性・便秘を引き起こします。
ストレートネックによって姿勢が丸くなることで胸が縮み、肺が圧迫されます。
そのことによって横隔膜の動きが悪くなり、呼吸が浅くなるとともに内臓や血管の働きも弱ってしまい、肩こり・冷え症・便秘やぽっこりお腹に繋がります。
横隔膜は、呼吸で動き、同時に内臓を上下に動かします。
しかし、胸や肺が潰れることで呼吸が浅くなり、横隔膜の動きが悪くなると内臓の動きや腹部の血流が減少します。内臓や循環機能の低下によって、冷え性や便秘などの症状が現れます。

ストレートネック改善ストレッチ
今回はフォームローラーまたはストレッチポールを使用します。
ストレートネック改善には、横乗りストレッチがおすすめです。
注意点をしっかりと守って安全に行いましょう。

方法はとてもシンプルです。
下の画像のように、ローラーを横向きにして、肩甲骨の下・鳩尾の下付近で2箇所に分けて乗りましょう。

気をつけるべきポイントは4つ
・安全を確保してからストレッチを始めましょう
・1箇所に乗る時間は、可能であれば5分程度(無理をせず、できる範囲で大丈夫です)
・余裕があれば、両手を上げたり広げて肩や肩甲骨を動かしましょう
・深呼吸を意識してなるべくリラックスして下さい
フォームローラーやストレッチポールを使ったストレッチは、簡単に実施できて効果も高い為、朝や就寝前などに行ってみてください。
※ 注意点 ※
・脊髄損傷等で背骨をボルトで固定している場合や身体が硬すぎる方は負荷が強い為、ハーフタイプから始めるのがおすすめです(画像参照)
・背骨を伸ばしているときに呼吸が苦しい場合は頭に枕を噛ませて、慣れてきたら外しましょう
・長時間(1箇所10分以上)の使用は褥瘡の恐れなどがある為、1箇所5分を目安にしましょう
・怪我、褥瘡などがある場所は避けてください
・腰椎への実施は反り腰を助長するため避けてください

最後に
ストレートネックについて理解を深めていただけたでしょうか。
日常生活における肩こりや冷え性、便秘に悩んでいる方は、普段行っているスマホやパソコン操作の繰り返しによるストレートネックや猫背が原因かもしれませんね。
車いすユーザーはストレートネックや猫背になりやすいため、積極的にストレッチを行い、正しい姿勢が維持できるよう意識を持ちましょう!
さらに自分に合ったストレートネックの改善方法を知りたい方は、私たちユニバーサルトレーニングセンターが運営する身体障害者専門パーソナルトレーニングサービス「ユニトレPERSONAL」にお気軽にご相談ください。
皆様の身体状態に合ったオリジナルトレーニングメニューをご提案させていただきます。
日々の快適でアクティブな生活を一緒に目指していきましょう!



